一口30回
- hnd193
- 2022年7月22日
- 読了時間: 2分
食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼といいます。
実際、みなさんはどの程度行っているでしょうか。
最近の食事は、ファーストフードなど、軟らかい食べ物を好んで食べる傾向があり、食事にかける時間が短くなり、昔に比べると噛む回数が減ったと言われています。
食事から栄養を摂ることで生きている私たちにとって、よく噛むことは、健康に深く関わっています。
食事のときは、「一口30回噛む」ように心がけましょう。
よく噛んで食べるとたくさん良い事があります!
例えば・・・
1.胃腸の働きを促進する 唾液中の消化酵素の分泌がさかんになり、細かくかみ砕けば胃腸への負担を和らげます。
2.むし歯、歯周病、口臭を予防する 唾液の分泌が増え、唾液の分泌が増え、唾液の抗菌作用によって口の中の清掃効果が高まります。
3.肥満を防止する ゆっくりたくさん噛むと満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぎます。
4.脳の働きを活発にする 噛むことで脳への血流が増加し働きを活発にするために、脳の若さを保って老化を防止します。
5.全身の体力の向上 よく噛めば全身に活力がみなぎり、体力が向上します。
6.味覚が発達する じっくりと味わうことができ、味覚が発達します。
7.発音がはっきりする 口のまわりの筋肉が発達し、言葉の発音もはっきりします。
8.がんを予防する
唾液に含まれる酵素には、食品中の発ガン物質の発ガン性を抑制する効果があると言われています。
噛むことが大切なこととはわかっていても、食事のときに毎回一口30回噛むのは、なかなか大変です。
特に噛み応えのないものは、すぐに飲み込んでしまうので、噛む回数が自然と増える食材やメニューを選ぶこともポイントです。
ごぼう、たけのこ、切り干し大根など食物繊維の多いものや、イカやタコなどの弾力性のあるものでも噛む回数は増えます。
また、料理の際に食材を大きめに切ることで、噛む回数を増やすことができます。
野菜も生で食べると噛み応えのあるものが多いので、生野菜のサラダなどもおススメです。
食べ物が口にある間はスープや飲み物などの水分は控えるようにしましょう。
よく噛まずに水分で流し込んでしまうと、だ液の分泌が抑えられるだけでなく、噛み砕けていない食べ物を消化するため、胃の負担が大きくなります。
今日から一口30回の咀嚼を意識してみませんか?

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