私たちはスマホを持ち歩き、仕事場でパソコンを開き、家に帰ればテレビをつける生活の中では、1日に目にする情報の量は本当に膨大です。
自分が望んでもいない話題でさえ、ニュースやSNS等を介して一方的に流れ込んでくる毎日。
手元にやってきた情報を落ち着いて整理することさえ容易ではありません。
先週飛び込んできた悲しいニュースもそうでした。。。
現代社会は情報ネットワークが高度に発達し、さまざまな事件や事故などのネガティブなニュースもリアルタイムで報道されます。
「最近、世の中には良くない出来事ばかり起こっている」と暗い気持ちになったりすることはありませんか?
たとえ無意識でも、ネガティブなニュースに常に触れて続けていることは、私たちの心にも少なからぬ影響を及ぼすと言われています。
人間の社会は、お互いの気持ちや考えに対する共感力によって支えられています。
楽しげに笑っている相手のそばでは多くの人が自然と笑顔になりますが、一方で怒りや悲しみ、苛立ちといったマイナスの感情が周囲に伝染しやすいのもまた、人の共感する力によるものです。
大きな事故や事件、災害があると、報道がそれ一色になることがあります。
目にするのがつらいと思ったら、自分の動揺が収まるまで、なるべくテレビやインターネットから離れましょう。
情報をみない=薄情、ではありません。
気持ちが落ち着いてから、支援や対策へつなげていけたらいいのだと思います。
状況を知りたい、支援したい、というときは視聴者の感情をあおる番組や、次々に情報が飛びこんでくるネット記事は避け、淡々と読み上げられるニュースやラジオを中心にするといった方法が良いと思います。
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