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生まれつき両腕ないアーチェリー選手


東京2020パラリンピックも明日いよいよ閉会式を迎えます。


先日ある目を引く記事が掲載されていましたのでご紹介させていただきます。



失敗を恐れず何にでも挑戦するように育ててくれた「両親」がいたから、今の自分がある。


アーチェリー米国代表のマット・スタッツマン(38)は、生後間もなく生みの親に児童養護施設に預けられ、キリスト教系の学校を運営するレオンさんとジーンさんに引き取られた。

教育方針は「何でも一人でやってみる」こと。

ジーンさんは「腕がないことで被害者意識を持って欲しくなかった」と振り返る。

幼い頃からしょっちゅう「あなたならできる」と言われ、失敗しても何度も繰り返した。


ある日、兄が庭のりんごの木に登るのを見て、自分もやりたくなった。

レオンさんに「やってみたら」と言われ、低い枝から伝って上まで登ったが、下り方がわからず、45分間も木の上にいた。

それでも何とか自力で下りた。

2人は手を貸す準備はしていたが、じっとこらえ、見守った。

「過保護にならないように気をつけた」  

一つできるようになると自信がつき、また新しいことに挑戦したくなった。

その連続で、食事や歯磨きはもちろん、車の運転まで足でこなす。

「できないこと? まだ見つけられていないな」  

障害を理由に差別を受けて苦しんだ時期もあった。

15歳の時、地元の自動車教習所への入所を断られた。

運転できているのに何度もテストを受けさせられ、合格しても様々な条件が課され、免許を取るまで2年かかった。  

仕事を見つけるのにも苦労した。

「見た目のせいで、誰も雇ってくれなかった」。

2010年、男性が鹿に矢を放つテレビCMを見た。

狩りをして家族の食事の足しにしようとアーチェリーを始め、家族で狩りに出かけた。  右足の親指と人さし指で弓を持ち、左足を地面につけて構えを維持して矢を放つ。

「矢はただ撃って欲しいだけ。撃つ人も、撃ち方も選ばない」。

友人に勧められて、試合に出るようになった。  

初出場の12年ロンドン大会では銀メダルを獲得。

最も遠い的(約283メートル)を射抜くギネス世界記録も持つ。


東大が脳の働きを調べたところ、本来は手を動かすと反応する脳の一部分が、足を動かすことで反応を示したという。  

3人の息子の父親となり、教える立場になった。

末っ子は怖がりだ。エスカレーターに乗るのもちゅうちょする。

かつて何度もかけられた言葉で、子どもたちの背中を押す。

「あなたならできる」。彼らの挑戦する姿は自分の原動力にもなっている。

 

「腕がなくても腕のある人と戦える姿を見せて、世界中の人を感化させたい」。

31日にあった3回戦。

世界ランク1位の選手に敗れ、3度目の挑戦は幕を閉じた。

それでも、「パラリンピックの価値は、メダルだけじゃない。

僕の姿をみて、なにかに挑戦しようと思ってもらえたら成功だ」。

24年のパリ、28年に自国であるロサンゼルス大会にも挑むつもりだ。




彼の言葉一つ一つに重みがあり、またこれまでの人生のドラマが目に浮かび

とても胸が熱くなりました。


大人になると苦手な事は避けて通りたくなるものですが

”失敗を恐れず何にでも挑戦すること”

とても大切だと記事を読んで思いました。



















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